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新型インフルエンザから身を守る知っておきたい感染予防策

WEBムービー新型インフルエンザから身を守る知っておきたい感染予防策

企業の新型インフルエンザ対策行動計画はなぜできないか

予てから秋以降に到来する可能性が高いとされていた新型インフルエンザの本格的流行が現実のものになりつつある。従来、「弱毒性」のA型インフルエンザで症状が重篤化するのは妊婦や基礎疾患を有する感染者とされていたが、10月に入って病歴のない年少者の死者も発生しており、国立感染症研究所の推計によれば、感染者数は総人口の30~50%に達するものとされている。

 新型インフルエンザに関する疫学的な考察は筆者の専門とするところではないので、本稿では企業の事業継続計画(BCP)の立場から、新型インフルエンザ対策行動計画の整備が進んでいない理由を考えたい。

 多くの専門家に共通する想定に基づけば、まん延期には「従業員の3割程度が感染」し、「感染者は1週間程度」職場を離れることを余儀なくされ、その状況が連鎖的に「2~3ヶ月間継続」する。これに相当するような企業の事業継続上の危機事象は、事業拠点における大規模地震の発生などごく限られたものしかない(大規模地震でさえ、その直接被害は全国に及ぶものではない)。

 これに対し、多くの企業で実施済みの対応策はマスクや消毒薬の備蓄のような感染予防策までであり、新型インフルエンザの事業影響を詳細に検討し、拡大防止から業務の縮小、回復手順までを備え、社員への浸透と経営意思決定に関わる訓練を実施しているのは一部の危機管理意識の高い企業に限られている。
 筆者が個別にご相談を受けたり、業界団体などでお話した際に得られた、危機管理担当者に共通する課題として経営者の問題意識に関する指摘がある。指摘は大きく3つに分かれる。

  1.毎年流行る病気のややきつめのものに過ぎず、なんとかなると思っている。
  2.どうにもならない問題で、検討しても泥沼化するので取組みを避けている。
  3.国や業界団体、同業他社が「何か」出してくれるのを待っている。

 これらに対する筆者の見解は以下の通りである。

 1.について、もっと目を開いて世界と日本の状況を見るべきである。現状から予想される推移として、今後の世界的なまん延はきわめて確度の高いシナリオであり、「致死率の低い弱毒性」であることは「事業への影響が小さい」ことと同義ではない。この点については、欧州や英国の企業の方が危機意識が高いようである。過去にペストなどの感染症により大きな人的、経済的被害を被った経験によるものかもしれない。日本企業の中にも欧州の取引先からの対応状況の問い合わせで、初めて深刻さを認識したところがある。

 2.について、人的資源が次々に欠落し、それが3割以上にも及ぶ可能性を考えると「手の打ちようがない」という思いにとらわれるのも当然かもしれないが、ダチョウのように砂に頭を埋めても危機が通り過ぎてくれる訳ではない。優先業務を特定し、適切な代行手順や川上・川下との連携を検討しておけば影響を限定することはできる。現実から目をそらすべきではない。

 3.について、どこかの誰かが、自社の事業継続策を示してくれることはない。自社に固有の拠点網や専門性の高い業務スキルを有する人員の配置、川上の調達先や川下の供給先との連携、必要に応じた消費者への情報開示などは自ら考えるほかなく、関係省庁や業界団体が示すガイドライン類はその枠組みを提供しているに過ぎない。他社の計画が自社にそのまま当てはまるはずもない。

 この危機を乗り切れるかどうかは経営者の正しい問題認識と現実的な取組み姿勢にかかっている。

執筆者:古屋 俊輔
先進ビジネス推進センター、安全戦略マネジメントグループリーダ 主席研究員
専門は、リスクマネジメント、安全対策投資戦略、意思決定論など。

ついに、私の勤務先にも新型インフルエンザ患者が出た。
上司になるが約1週間、自宅療養をしていた。事業の方は、いまのところ、調整できる範囲で大丈夫なのだが、これが、社員の30%くらいになると、調整も難しくなることが予想される。

感染した上司に、いろいろ質問してみたところ、
まず、中学生の長男が学級閉鎖になって休んでいた。学級閉鎖後、2日目に発症。
次に、父親に感染、母親に感染、最後に、次男が感染して、家族全滅。
子供が感染しやすいそうだが、そうでもない。
症状は、38度の高熱を、一時、出したらしいが、だいたい、37度台の熱が続いたそうだ。
母親は、気管支が弱いらしく、結構、きつかったらしい。
医者によると、「熱が平熱に下がって、2日すると勤務可能だ」と話し、
「今の時期に感染してよかったですね」と言われたそうだ。
これから、強毒性になることもあるので、そういう意味で、今のうちなら軽い症状で済むということなのだろう。ただ、感染しないことにこしたことはない。

ということで、そこらじゅうに蔓延し始めているようなので、
アルコール消毒やマスク着用はしたほうが、よいと思われます。

医薬品メーカーの方と話していると、アルコール消毒液が生産が追い付かない状態で、
今後、供給があまりできなくなるかもしれないと話していました。
企業での対応は、早めにしたほうがいいです。

17日から映画「仏陀再誕」がはじまります。
新型インフルエンザ対策は、各自で気をつけて鑑賞いたしましょう。

by happyscience | 2009-10-16 03:22

「この世とあの世を貫く幸福」と「仏国土ユートピア」の実現を!


by happyscience