人気ブログランキング | 話題のタグを見る

明治天皇・昭和天皇の霊言 ~第2章 昭和天皇の霊言~

明治天皇・昭和天皇の霊言
幸福の科学出版
発売日:2009-07-28
おすすめ度:5.0


「霊言」というシステムは、信ずる者にとっては、はかりしれない有難さを有するものである。一方、唯物論、人間機械論的人生観を持つ人々にとっては、単なる嘲笑の対象でしかないであろう。
私は一宗教家として、また、この国のあり方を憂える者の一人として、近代日本に大きな足跡を残された明治天皇と昭和天皇を招霊し、この国の現在、及び将来のあり方を問うてみた。言葉としては、私を通じて発されているので、現代的色彩は帯びているが、思想内容は、明治天皇、昭和天皇、それぞれの個性が反映されている。明治帝には、ここ数年、ことに様々なアドバイスを頂いている。感謝に堪えない。
(「まえがき」より)


【目次】
第1章 明治天皇の霊言
1、先の大戦の戦争責任

  明治維新は「王政復古」と「文明開化」という矛盾する方向を持っていた
  昭和帝が先の戦争の開戦を止めることは可能であった
  昭和帝は、開戦後、もっと早く戦争をやめるべきであった

2、「三億人国家構想」の意義
  移民の排除は一種の攘夷思想
  国防上も、日本の人口の減少を止めなくてはならない
  外国人と共存するカルチャーをつくったほうがよい

3、靖国神社と戦没者慰霊のあり方
  戦没者を神として祀ることは外国から理解されにくい
  神風特攻隊や人間魚雷の思想を世界は拒否している
  戦没者の慰霊施設にして、首相ではなく皇室が参拝する

4、幸福実現党へのアドバイス  
  あなたがたは“茨の道”を歩むことになる
  能力の範囲内で戦い、戦線を拡大しすぎないこと

第2章 昭和天皇の霊言
1、この国の政治の乱れへの憂慮

  今、国家の屋台骨が揺らいでいる
  私自身にも当然に戦争責任はある
  皇室は近いうちに危機を迎える可能性が高い

2、天皇は元首であるべきか否か
  現行憲法においても天皇は元首ではない
  天皇が文化的象徴であることに異存はない
  天皇制を温存した新憲法試案に、慈悲の心を痛感する

3、天皇制を文化的伝統とすることの意義
  皇室は、本来、京都御所にて存在すべきもの
  皇室はマスコミの非難の外になければならない

4、「新・日本国憲法試案」の霊的背景
  今回の“十六条憲法”は聖徳太子の霊示を土台にしている
  幸福の科学の教えを取り入れて、国対をつくれ

5、主エル・カンターレと日本神道の神々の関係
  天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)や天照大神(あまてらすおおみかみ)は幸福の科学を全面的に支援している
  雅子妃の過去世はヨーロッパ系の魂

6、右翼の活動へのアドバイス
  国民の苦しみや悲しみ、願いを理解してほしい
  世界のあり方を深く学ばれますように





昭和天皇(1901~1989)
大正天皇の第一皇子。名は裕仁。
在位1926~1989。

(2009年7月9日収録)

1、この国の政治の乱れへの憂慮

昭和天皇 裕仁です。

質問者  このたびは、ありがとうございます。昭和天皇におかれましては、北朝鮮のミサイル問題、景気の低迷、政治の混乱など、「国難」とも言うべき、今の日本の状況について、どのようにお思いでしょうか。

今、国家の屋台骨が揺らいでいる

昭和天皇 たいへん憂慮しております。「この国の政治が、私が帰天してよりこのかた、乱れに乱れている」ということを、とても憂慮いたしております。

 平成の世が、平静に過ぎず、さまざまな困難を生み、政治が安定せず、経済が混迷し、また、近隣の国からも脅威を受けるというような事態に立ち至ったことは、たいへん残念に思います。

 わが治世における、大東亜戦争の敗戦による混乱と、その立て直しの努力の過程で、つくり上げてきた国家が、今、六十数年の歳月を経て、その屋台骨とも言うべきものが揺らいでいるのだと考えます。

 憲法そのものについて、まあ、私の立場から意見を挟むことは、現政治体制、国体においては、出すぎたことであり、許されないことであるかもしれないと感じるものであります。

 しかし、「すでに、この地上に肉体はなく、霊界に還っている者として、感想を述べよ」ということであれば、ないわけではありません。

 日本国の国民に対する私の見解ということで、お話し申し上げます。

私自身にも当然に戦争責任はある

 率直に申し上げるとするならば、先の敗戦は、まことに、まことに、国民に対し、申し訳ないことであったと思うし、わが臣民に与えたる苦悩の数々や、「天皇陛下、万歳」と言って死んでいった数々の軍人、大日本帝国陸軍・海軍の人々の英霊に対し、深く遺憾の意を表するものであります。

 本来であるならば、私自身にも当然に戦争責任はあるものと考えます。本来であれば、先の敗戦責任のある私、すなわち日本国民三百万人以上を死なせ、さらに、アジアの同胞を一千万人単位で死に追いやったと言わせている大戦争の責任者としての私が、戦後も、戦前と戦中に続き、昭和天皇として、この世にあり、この地位にあり、この国の象徴天皇として生き残ったは、まことに申し訳ないことであります。

 「人間宣言をし、さらに、現憲法下、象徴として、実質的権力を骨抜きにされたかたちで存在してきた」ということに対し、常に、胸をかきむしられる思いであり、まことにもって断腸の思いでありました。

 わが指導に当たられた乃木希典(のぎまれすけ)大将のごとく、潔く自決したかったのが、私の本心であります。

 されど、生き恥をさらしても、現憲法下で、国民をまとめ、それを幸福に導くという、第二の人生の使命において、その償いをすべく、戦後の、ある程度の経済的繁栄を成し遂げたことで、心は、いささかなりとも安らぎを覚えたものであります。

皇室は近いうちに危機を迎える可能性が高い

 現天皇におかれては、その治世二十年余り、「この国、いまだ定まらず」の観あり、さらに、「皇太子のさまざまなことが、国民の間で問題にされている」ということで、皇室の未来に対し、たいへんな危惧の念を深くするものであります。
 
 このままで行けば、皇室は近いうちに危機を迎える可能性が高いと言わざるを得ません。

 具体的なる質問があれば、個別に受け答えいたしたいと思います。


by happyscience | 2009-08-15 09:48

「この世とあの世を貫く幸福」と「仏国土ユートピア」の実現を!


by happyscience